Aさんの靴作りは初めから明確なビジョンがあって、そこに工程を経ながら近付けて行く感じがします。
基本的な手順以外は靴教室では自由なんだけれど、「どうしたいか?」は人それぞれ。進め方にも人柄が出て興味深いのです。
Aさんの靴はシンプルな中にもちょっとした遊びがあります。今回は少ない縫目をハンドステッチにして、糸はなんと純白!
ね、お洒落よね。
オシャレな白いワンコのななちゃんも特別参加ありがとう〜。
たくさんの靴を作って来ても初めての種類がまだあったのね、って事で今回初めてスニーカータイプに挑戦したKさん。アッパーの表裏の革は自分で選んだものを持ち込んでのトライです。
グレーの表革はグローブ用の革だそうです。靴用の革と比べると強度が心配とのことでしたが、原厚のまま使用したせいか釣り込みには支障はありませんでした。耐久性は要経過観察ですね。
裏革のド派手なピンクのピッグスキンもチラ見せ効果が効いています。
足首まであるスニーカーは靴紐が面倒かもしれませんが、履き心地の安心感は最高ですよね。
靴工房には端材箱があって、自由に使って良いことになっています。Mさん、その端材革のみを使って夏用の室内サンダルを作っちゃいました。
テクニックはミニマムでラフな造りだけれど、そこがカワイイ。室内履きだから「ま、いいか」な気軽さだったかもしれないけれど、いやいやここから素敵な外履き用のサンダルが生まれるかもしれない⁈